ここでは、現在運用している自宅ラボの構成を紹介します。
(2026年8月現在)
自作PCから始まった環境が少しずつ拡大し、現在ではProxmox VEを中心に複数のサーバー、NAS、バックアップサーバー、ネットワーク機器などを運用しています。
※このページの内容は、環境変更に合わせて随時更新します。
全体構成
自宅のネットワークは、用途に応じて複数のネットワークに分けています。
- 家族用:192.168.11.0/24
- ラボ用:192.168.2.0/24
- Proxmoxクラスタ用:10.1.1.0/24
- SAN用:10.2.2.0/24
管理用のネットワークとProxmoxクラスタ、ストレージ用のネットワークを分けることで、自宅でも実際のインフラ環境に近い構成を試しています。
サーバー
Proxmoxノード
自作PCを3台使用してProxmox VEのクラスタを構築しています。
pve01 / 192.168.2.210
- OS:Proxmox VE 9.0
- CPU:AMD Ryzen 3 4100
- メモリ:32GB DDR4
- ストレージ:64GB SSD ×2
- NIC:Huawei SP310 X520-DA2 SFP+
- NIC:Buffalo LUA4-U3-AGTE-BK
- 電源:300W Silver Stone SST-ST30SF-V2 SFX 80PLUS Bronze
pve02 / 192.168.2.220
- OS:Proxmox VE 9.0
- CPU:AMD Ryzen 3 4100
- メモリ:32GB DDR4
- ストレージ:64GB SSD ×2
- NIC:Huawei SP310 X520-DA2 SFP+
- NIC:Buffalo LUA4-U3-AGTE-BK
- 電源:300W Silver Stone SST-ST30SF-V2 SFX 80PLUS Bronze
pve03 / 192.168.2.230
- OS:Proxmox VE 9.0
- CPU:AMD Ryzen 3 4100
- メモリ:32GB DDR4
- ストレージ:64GB SSD ×2
- NIC:Huawei SP310 X520-DA2 SFP+
- NIC:Buffalo LUA4-U3-AGTE-BK
- 電源:300W Silver Stone SST-ST30SF-V2 SFX 80PLUS Bronze
3台のProxmoxノードを使って、仮想マシンやコンテナを運用しています。
NAS兼GPUサーバー
pve05 / 192.168.2.250
- OS:Proxmox VE 9.0
- CPU:AMD Ryzen 5 3400G
- メモリ:64GB DDR4
- OS用ストレージ:512GB NVMe SSD
- データ用ストレージ:480GB SSD ×2
- GPU:AMD Radeon RX 9060 XT 16GB
- NIC:Huawei SP310 X520-DA2 SFP+
- NIC:Buffalo LUA4-U3-AGTE-BK
- 電源:750W CORSAIR SF750 Platinum 80PLUS PLATINUM
GPUを搭載しているため、GPUを利用する処理にも使用しています。
NAS
truenas / 192.168.2.132
- OS:TrueNAS SCALE 25.10.1
- CPU:Intel Xeon E3-1245 v5
- メモリ:16GB DDR4 ECC
- OS用ストレージ:256GB SSD
- データ用ストレージ:128GB HDD SAS ×2
- データ用ストレージ:300GB HDD SAS ×2
バックアップサーバー
pbs01 / 192.168.2.240
Proxmox Backup Serverを使用して、仮想マシンなどのバックアップを行っています。
- OS:Proxmox Backup Server 4.2.1
- CPU:Intel Core i3-8100T
- メモリ:16GB DDR4 ECC
- OS用ストレージ:128GB NVMe SSD
- データ用ストレージ:1TB HDD ×2
- 電源:500W Fractal Design FD-PSU-ION-SFX-500G-BK 80PLUS Gold
主なサービス
Proxmox上に仮想マシンやコンテナを作成し、さまざまなサービスを運用しています。
DNS・ネットワーク関連
ubn-name-sv / 192.168.2.153
- Docker
- BIND9
- Tailscale
- AdGuard Home
LAN内のDNSなどを担当しています。
ログ・監視
ubn-fld-sv / 192.168.2.160
- Docker
- Fluentd
ログ集約用のサーバーです。
ubn-mon-sv / 192.168.2.154
- Docker
- Grafana
- PostgreSQL
自宅ラボの監視環境として使用しています。
Nextcloud
ubn-nc-sv / 192.168.2.205
- Docker
- MariaDB
- Nginx
- Redis
- Tailscale
- Nextcloud
自分で構築・運用しているクラウドストレージ環境です。
Immich
ubn-immich-sv / 192.168.2.252
- Docker
- PostgreSQL
- Redis
- Immich
- Tailscale
- Nginx
写真管理用のサービスとしてImmichを運用しています。
AIサーバー
ubn-ai-sv / 192.168.2.254
- Docker
- Ollama
- Style-Bert-VITS2
GPUを搭載した環境を活用して、AI関連の実験にも使用しています。
家計簿アプリ
ubn-kakeibo-sv / 192.168.2.113
- MariaDB
- Python / Flask
- Tailscale
- RabbitMQ
Python・Flaskを使って自作している家計簿アプリのサーバーです。家族が使用しています。
PBX
ubn-pbx-sv / 192.168.2.170
- Docker
- Asterisk
- TFTP
自宅内の電話・PBX環境を試すために使用しています。
Samba
ubn-smb-sv / 192.168.2.251
- Samba
ファイル共有用のサーバーです。
ネットワーク機器
主なネットワーク機器は以下のとおりです。
- YAMAHA RTX1200
- Allied Telesis AT-x510L-28GT
- XikeStor SKS8310-8X
- XikeStor SKS1200-4GPY2XF-P
- Buffalo WSR-1166DHPL2
- APC Smart-UPS 500
- APC RS 400S
ラボ用ネットワークとSAN用ネットワークでは10Gbps環境も構築しています。
電源・環境監視
サーバー用とネットワーク用にUPSをそれぞれ用意しています。
また、SwitchBotの温湿度計を使ってサーバー周辺の温度を監視し、コンセントプラグで消費電力も確認できるようにしています。
UPSを導入したきっかけは、台風や地震による停電に加え、家庭内で複数の家電を同時使用した際にブレーカーが落ちた経験があったためです。
NTP・時刻同期
自宅ラボでは時刻同期も重要なので、作業PC上でchronyを動かし、ntp.nict.jpと同期しています。
ProxmoxクラスタやWebアプリの多要素認証で時刻のズレが問題になったことがあり、現在は他のマシンも作業PCを参照する構成にしています。
自作ラック
サーバーやネットワーク機器が増えてきたため、自宅ラボ用のラックもDIYしました。
1×4材を使って木製ラックを製作し、実際にサーバーやネットワーク機器を収納しています。
製作過程や失敗したポイントについては、別の記事で詳しく紹介しています。
今後やりたいこと
自宅ラボはまだ完成形ではありません。
今後も、
- サーバー環境の改善
- ネットワークの高速化
- ストレージ環境の改善
- 監視環境の強化
- AWSなどクラウドとの連携
- AI関連の実験
- 自作アプリの開発
- ラボ設備のDIY
など、興味のあることを少しずつ試していく予定です。
このページでは、その変化も記録していきます。